日本在住の友達から、「ソーシャルレンディングってどう思う?」と相談を受けた。
投資先として検討しているらしい。
私が住むアメリカ・シカゴでは、そもそも「ソーシャルレンディング」という投資商品はない。あるのはP2Pレンディング。
日本のソーシャルレンディングと違って、貸付先は個人。
※どうやら日本のソーシャルレンディングの場合、昔は個人に対する貸付もやっていたようだが、デフォルトや延滞が多く、やめてしまったようだ。詳しくは
こちらのホームページなど参照のこと。
アメリカのP2Pレンディングの場合、ある程度の貸し倒れリスクは吸収したうえで、ファンドとしての利回りを追求する。日本のように、「1社に貸して、その会社が返済を遅らせたらアウト」という形とは違う。
ただし、あくまでも借り手が個人なので、日本のソーシャルレンディング業者のように、借り手情報をオンライン開示することが難しい(日本の業者の場合、だいたいの借り手情報は最近開示されているようだ)。さすがに個人情報があるし。
アメリカの場合、逆にいえば、「会社に対して融資する」という投資商品があまり目立たない。
そういう意味では、「上場企業に対して資金融資する」という日本のソーシャルレンディング商品には、ある意味、魅力を感じた(まあ、社債を買ってしまえば同じだろうが)。